物流現場で活用できる作業指示書をExcelで作ってみよう

倉前仕分けリストをエクセルで作る

昨今のIT技術の進歩には目を見張るものがあります。パソコンのアプリケーションソフトについても知っていれば便利な機能が沢山あります。

そこで、今回は皆さんご存知の表計算ソフトであるエクセルの機能を使い、物流現場で使える作業指示書を簡易的に作成する方法をご紹介いたします。

今回ご紹介する作業指示書は、倉前仕分けリストと呼ばれており、工場及び倉庫からある地域向けの複数の配送オーダーを製品毎にトータル数量で出荷し、幹線便で消雪地域の拠点に輸送し、その拠点からユーザーへ配送する為に、ユーザー別に荷揃えする作業の指示書として使用するものです。

それでは作成方法ですが、皆様はエクセルのピボットテーブルという機能をご存知でしょうか?

大量のデータを必要な項目別に集計する機能で、例えば、販売実績データから製品別、月別の販売実績などの集計表を瞬時に作成できるという便利な機能です。

一見、作業指示書とは懸け離れた機能に思われますが、集計するキーとなる項目を任意に複数選択出来る事と『オートフォーマット』という機能で、集計結果のアウトプット様式を複数のパターンの中から選択できる事により指示書の作成が可能となっています。

ピボットテーブルでよく使用する集計結果のアウトプットは、縦軸と横軸の2次元の集計キー項目で集計結果を表示するパターンが一般的だと思いますが、『オートフォーマット』では、数種類の帳票形式のアウトプットが準備されており、それを使用することで作業指示書として見やすい帳票が簡単に作成することが可能です。

(文責:仲才)

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第85号 2010年7月7日)

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