ロボットが同僚になる日

2045年にはコンピューターの能力が全人類の知能を上回り、そこから予測もつかない社会がやってくる。こんな衝撃的な説が、最先端のITや科学の現場では当たり前のように受け入れられています。

コンピューターが人類を超えるなどというと、SFの世界の事のように感じる人が多いかもしれませんが、チェスや将棋の世界ではすでにトップクラスの人間がコンピューターに負けました。

物流業界における最近の技術は、立体自動化倉庫・自動仕分機・無人搬送車・オーダーピッキング装置等、物流センターにおける作業の機械化・自動化に関する分野で著しい進展がみられ、これらの技術は大手物流企業を中心に積極的に活用されています。

アマゾンはロボットメーカーのキバを買収したというニュースが流れましたが、アマゾンの物流センターはロボット化されようとしているようです。キバのロボットは商品の棚のところに取りに行く代わりに、商品の乗った棚を持ってくるそうです。そのロボットはオレンジの直方体で、倉庫の中をお互いに衝突せずに走り回るそうです。これにより物流センターが自動化され、ピッキングの省人化を図ろうとしているそうです。

また、2012年6月、国土交通省は、高速道路でドライバーが自動車の運転を機械に任せることができる「オートパイロットシステム」の開発に乗り出すことを発表しました。

2045年はこれからほぼ30年先の未来です。
これからのコンピューターの進捗は、単に計算速度が早くなるといった量的な変化だけではなく、物流業界を根本的に変革する質的な変化が予測されます。
これらが現実的になると、我々人間の失業は避けられなくなります。

過去に機械化によって人間が失業に追い込まれたことは、歴史上すでにあります。
それは産業革命によるものでした。当時、自動織物機械が発明されて多くの労働者が失業しました。また、それに反対して機械を打ち壊す運動も起きました。
しかし、産業革命により経済が更に発展し、新しい仕事、新しい雇用も生まれました。
同様に、荷役等の労働集約的な作業部門を中心として、機械化・自動化による合理化が進む一方で、新しいニーズに即した物流事業も生まれると考えます。

現在チェスがもっとも強いのは、人間でもコンピューターでもない。
コンピューターと人間のチームだといいます。強いのは「弱い人間とコンピューターと良い手法」の組み合わせで
あり、それは「強い人間とコンピューターとまずい手法」より強いそうです。

(文責:重栖)

【参考文献】
『2045年問題 コンピューターが人類を超える日』松田卓也

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(ロジ・ソリューション(株) メールマガジン/ばんばん通信第230号 2013年11月22日)

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